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1 小学校期におけるスポーツ活動
(2) スポーツ活動における問題点
スポーツ活動は多くの効果が期待できる活動であるが、反面、様々な問題点も指摘
されているため、適切な対応を図りながら、児童の生活全体の調和が保たれるよう、
配慮して行うことが大切である。
○ 長時間にわたる練習・多すぎる試合
長時間にわたる練習は、学習や健康への影響が懸念されるので、児童の生活全体
から考えて、適正な時間内での活動を行うとともに、大会や交流試合についても、
数多い中から選択して参加する必要がある。
○ 勝利至上主義に陥りがちな活動
目先の勝利にこだわり、児童期から専門的で高度な技術や根性などの精神面を過
度に要求し過ぎると、自我が確立して自発的にスポーツを実践しようとする頃には、
スポーツ活動が次第に苦痛なものに変わり、本来楽しいはずのスポーツ活動から遠
ざかる誘因にもなる。過激な練習で心身ともに燃え尽き、その後のスポーツ活動を
敬遠するようになるということは、「生涯スポーツの推進」の観点からも好ましい
ことではない。
○ 発育・発達特性を考慮しない非科学的な活動
児童の発育・発達特性を無視したハードで単調なトレーニングを繰り返すだけの
非科学的な練習や試合のやり過ぎは、様々な傷害の原因になるとともに、精神的な
問題をも引き起こすことになる。
したがって、小学校期のスポーツ活動においては、科学的な知識に裏付けられた
練習を展開していくことが大切である。
○ 指導者や保護者の過熱と過大な関与
スポーツには勝敗がつきものではあるが、勝つことが必要以上に重視されるなど、
指導者や保護者が勝敗に対し、過度な期待を寄せる状況が多々見られる。
大人の関与の強い活動においては、児童の他人への依存心が強くなり、自発性や
自主性に欠ける行動を示すというマイナス面を招くことがある。
このような活動が長く続くと、児童が自分なりに思考したり判断したりする能力
や態度が育たない結果をもたらすことにもなりかねない。
指導者は、このような実態や指摘内容を十分把握し、適切な対応をしながら、児童のス
ポーツ活動を一層活発にするとともに、児童が、目標に向かって、協力しながら努力する
ことにより、好ましい人間性をつくりあげるなど、児童の健全育成に大きく貢献できるよ
う、関係者間の連携を密にし、学校生活や家庭生活等、生活全体の調和が保たれるよう、
配慮して行うことが大切である。
○ 望ましい活動時間と日数
児童の体力や生活全体のバランスからみて、次のようにすることが望ましい。
1 日の活動時間 1〜2時間程度
1週間の活動日数 5 日 以 内
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