|
|
>笠原が「中国軍の「軍事報告」において戦死には捕虜として殺害されたものが含まれる」
>としたことはない。グースさんの捏造。
では、素養のない方にもわかるように説明しますね(笑
(1)まず笠原教授が引用した中国側の戦闘詳報には、行方不明(未帰還者)の集計が存在
していないんですね。
(2)その上で「戦死」については、捕虜として殺害されたものが含まれる可能性が高いと、
笠原教授は言ってるわけです。
(3)公式な軍事報告も、戦闘詳報などの集計になるので、戦闘詳報の戦死に未帰還が含まれる
とすれば、公式報告も同様に戦死に未帰還が含まれることになるでしょう。
特別な注記がない限り、戦死に未帰還が含まれるというのは、私独自の解釈じゃないんですよ。
いわばこの手の学問の常識なんです。
まあ、猫インフルがいくら理屈をこねても史料の内容が変わるわけではないので、
中華民国の軍事報告の内容が信用できないということであれば、それに変わるような、より確度の
高い史料をもってくるべきでしょうね。
>「南京防衛軍戦力推計」には、「当事国でまとめられ、当事国で刊行された公式報告」は使わなかった。
>当該HPは適当にまとめたものであって、内容が正しいかどうかは一切責任を持たない。
>ただ、知ったかぶりをしたかったので書いたまでというもののようです。
推計というのはそういうものですよ。
算定の根拠資料と計算方法が記述されてれば、あとはそれを見た人が妥当かどうか判断するわけで。
軍事報告についてはですね、エントリーを書いた当時は、正直なところ過小な感じがしたんですよ。
ただ過小であるという根拠が説明できないので、なんとなく放っておいた史料なんですね。
その後、研究したところ、上海〜南京間は強固な防衛ラインが構築されていて、中国側の火力も
かなり充実していたということがわかりまして、しかも中国軍は後退しながら戦っていたので
一般に思われてるほど、中国軍には死者が出ていなかったんじゃないかと。
なによりも、中国側の軍事報告に変わるような統計資料がないということが大きいですね。
軍事報告の根拠となった中国軍の戦闘詳報などは、かなり失われてるようで、再算定というのは
現実には無理ですねえ。すると、中国軍の戦死あるいは捕虜として殺害された数について、
同史料覆すのは、学術的にはかなり難しいと思いますね。
|
|